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TOPOBOGインタビュー> Vol.1 櫻谷勉さん

平成15年度卒業生 櫻谷勉さん(伏見工業→関東学院大学→ホンダ→NEC)

2015年度までトップリーグで活躍された櫻谷さん。引退後「TRAINICATION」「AGRICATION」という地域に根差したコミュニティを通じて街づくりを推進されています。今回はオンラインでお話を伺いました。(2021.2.21取材)

■ TRAINICATION・AGRICATIONとは

「TRAINICATION」とはトレーニング&コミュニケーションの略で「トレニケーション」と読みます。毎週土曜日の朝6:30から近所のパパやママが20名近く集まって1時間、トレーニングを行うコミュニティです。コアのトレーニングを中心にランニングやロープトレーニングなどを行い、近所の公園でくたばっています。

「AGRICATION」は最近できまして、アグリカルチャーでコミュニケーションということで「アグリケーション」と読みます。TRAINICATIONの活動でのご縁で近所の農地を借りて小規模農業をスタートしたのがきっかけです。種植え、収穫、食育などをコミュニティで楽しめたらと考えています。

■ 設立に至った背景を教えてください

現役を引退し、社会復帰してから人との関わりはほぼ仕事のメンバーのみで、毎日厳しいトレーニングしてた時には想像もできないような日々でした。そんなスポーツや運動からも離れて月日がたったある日、乗りたい電車に間に合わなく駅までダッシュした時、足がつりました。これまで過ごしていた環境や自身の体力のギャップを痛感。そんな時、近所の公園でいつも走っているパパが気になりだし、思い切って声をかけ意気投合し、公園でトレーニングを始めたきっかけです。

■ どのようにして輪が広がっていったのですか

2017年12月に設立し、現在会員が45名います。初めは近所付き合いや声掛けでした。昔、部活などで運動してたけど今はしていない方や、運動のきっかけが欲しい方々が集まり徐々に広がっていきました。SNSのページも開設し、そこから参加される方もおられます。活動場所が新興住宅地なので様々なファミリーがいらっしゃり、いろんな方が参加されています。直近の目標は総参加数1,000名です。

言われてやるのではなく“自分たちから進んでやるので楽しい”です。いろんな人たちの繋がりができ、ハウスメーカーさんやご近所の業者さんとコラボなんかもできたりして面白いです。追い込んで倒れそうなくらいキツくても、終わった後の充実感やメンタルは全然違いますし、日々の生活の向上にも役立っています。

この活動を通じた出会いから生まれましたのが「AGRICATION」です。もともと農業には少し興味があったのですが、ご縁がありまして近所の農地を借りて小規模農業をスタートさせることができました。

ここで土を耕し、野菜を育ててその場で食べる。種植え、収穫、食育などをコミュニティで楽しめたらと考えています。実は同期の田中フミ家に苗を分けていただき、九条ネギなども植えてます。

■ 今後の展開について

このコミュニティは決してムキムキになりたいわけではありません。目的は人それぞれあります。入口はトレーニングですが、非日常体験、健康づくり、仲間づくり、地域創生、社会課題解決など出口は無限にありそうです。

これからも「健康づくり→仲間づくり→街づくり」をコンセプトに、家族思いの強くて優しいパパ&ママを目指していきます。

ちなみにこれらは事業では無く趣味です。営利目的だとここまでできなかったと思いますし、このような人との繋がりもなかったと思います。今後も地域に根差し、コミュニティを通じて街づくりをしていきたいと思っています。

■ メッセージをお願いします

私自身、会社のスポーツ事業にも今後は携わることになりますので、ラグビーを始めスポーツを通じて社会を盛り上げていきたいと思います。OBOGの皆さまとも色々と連携させていただければ幸いです。

またSNSされている方がいましたら、フォロー頂けますと幸いです。

TRAINICATION
https://www.instagram.com/trainication
https://www.facebook.com/trainication

櫻谷勉
https://www.instagram.com/cherry_87l
https://www.facebook.com/tsutomu.sakuraya

櫻谷さん、ありがとうございました!